『貞観政要』リーダーシップの魅力

これまで沢山の経営者の方や、リーダーと呼ばれる方々にお逢いしてきた。

溢れる行動力の持ち主や、類まれなる熱意をお持ちの方、

はたまたポジティブ思考の塊のような方々……その出会いやご縁に感謝の気持ちしかない。

本当に様々なリーダーがいらっしゃった。


物事の本質などひとつではないし、答えなんてものはあるようで無いのが

おそらく真実だろう。


でも、そんな中でも「リーダーとは?」と聞かれると

私の中には確固たる信念のようなものが存在する。

それは昔、なんとなく抱いていた概念に答えを与えてもらったような衝撃だった。

それは、古い中国の古典「貞観政要」だった。


リーダーはしょせん、水の上に浮かぶ船のようなもの

水がなければ進めない、水とはメンバーであり社員たちである。

メンバーに見捨てられれば、転覆もするし、前には進まない。


リーダーとは、役割の一つであり「方向を定めるもの」

別に偉くもなんともないのだ。


リーダーが役割を果たすために必要なものは

「本音で話をしてくれる補佐役」がいること…

社長の立場であれば、本気で意見具申してくれる取締役がいることだ。

時には嫌なことや、耳の痛いことでも意見してくれる存在。

裸の王様になってはいけないという意味で、この補佐役の役割は大きい。

そしてトップやリーダーは、その意見に耳を傾けなければならない。


部下に支えられているのが上司である。それを知るリーダーは

謙虚に部下を支え、部下に尽くすことを心得ている。


そのために必要な3つの鏡を大切にすべき…

ひとつは「銅の鏡」で自分を見つめる

良い表情、柔和な表情、明るいリーダーであるかどうか日々、鏡を見る

ふたつめは「歴史の鏡」で未来を予測する

過去に起きた歴史・出来事をみれば、将来に備えることが出来る

みっつめは、「人の鏡」で他者の意見を傾聴する。

謙虚に他社に意見を聞き、自らを戒め、律する覚悟が必要。


「貞観政要」は日本でも、多くのトップやリーダーが学んだ

帝王学でもある。千数百年前に書かれたこの書物は、多くの

ことを教えてくれます。


リーダーは空っぽの方がいい、利発な能吏(のうり)は必要ないし

器となって、周囲の意見を受容し、意思決定に注力を捧げればいい。

リーダーが直接動かなくても、メンバーが機能的に動いてくれる

組織を作ることができるかどうか、部下やメンバーに権限を与えて

信頼して任せることができるか、信じ切ることが出来るか……

それが優れたリーダーの資質であるにも関わらず、これができる

リーダーは意外に少ない。


リーダーの魅力とは、「この人についていきたい……」と思われるかどうか

であり、今の組織の多くはこの大原則を考えずに、人員配置や人事異動を

行い、昇進昇格を続けていくため、組織がおかしくなってくるのに

なかなか止めることができないでいる。


無理やり役職やリーダーを作る必要はない。

無理やり階層別の組織を作る必要もない。

企業によっては、昇給させなければモチベーションが上がらないと

考えて、無理やりスキルがないにも関わらず役職や権限を与えて

役職手当でコントロールしようとする会社も少なくない。

それは不幸を生むだけだ。誰も幸せにはならない組織となってしまう。


いまいちど、この古典から学ぶべきことは多い。

明日は「岡山市男性管理職セミナー」に登壇させていただくけれど

改めてリーダーについて考えた朝でした。












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