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ヤンテの掟

執筆者の写真: 横山三樹生横山三樹生

白夜のように境界がない空があるからこそ、

差し込む陽の光の美しさを、とてもよく知っている。


アクセル・サンデモーセ氏の作品にでてくる架空のムラ

Jante(ヤンテ)の掟も、そんな北欧民族特有の価値観だ。

  1. 自分が特別だと、考えてはならない。

  2. 自分が他人よりも上だと、思ってはならない。

  3. 自分が他人よりも賢いと、思ってはならない。

  4. 自分が他人よりも優れているなどと、考えてはならない。

  5. 自分が他人よりも多くを知ってると、思ってはならない。

  6. 自分が他人よりも、より重要だと考えてはならない。

  7. 自分が全てにおいて、秀でていると思ってはならない。

  8. 他人をあざ笑ってはならない。

  9. 誰かが自分を気にかけてくれると思ってはならない。

  10. 自分が他人になんでも教えることができると思ってはならない。  

  なにかに駆り立てられるような生き方ではなく

  スウェーデンなどでは「穏やかな充実感」を大切にする生き方が

  尊重されています。多すぎず、少なすぎず、ちょうど良い塩梅で

  生きていく価値観=「ラーゴム(LAGOM)」と呼ぶそうです。   自然と共存し、個人と個人を大切に考えるスウェーデン流の生き方は

  持続可能な社会に向けた、ひとつの「解」なのかもしれません。

  

  日本にも「足るを知る」という素晴らしい言葉があります。

  コロナ禍で、ますます大切になる考え方だと思います。


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