日本で初めて、ごみゼロを目指す自治体「上勝町」の魅力に惹かれ
多くの若者や若い世帯が移住を決意し、町にやってきました。
そして今回町の魅力や「ごみステーション」のガイドをしてくださった方も
神奈川県から来た20代の女性でした。
アパレル関係の仕事をしていた彼女は、いつしか上勝町の素晴らしさに
感銘を受けて移住を決意したそうです。
クエスチョンマークの建物が目を引きますよね。
廃材の建具などを有効利用した姿が、私にはとてもお洒落に見えます。
この施設全体が上勝町のシンボルとなっています。
丸の部分が宿泊施設になっていて、曲線を描くように各集積ポイントに
ゴミを集めたり、住民の負担にならないようにスムーズに捨てることを
イメージして、この形になったのだそうです。
ただの「ごみステーション」ではなく、地産地消と廃品の活用を軸に
住民たち自身の手で取り組むための場所。
『燃える燃えないかではなく、リサイクルできるかできないか』
『出たゴミをどう処理するかではなく、そもそもゴミを出さないようにできないか』
上勝町では、分別したごみを町民が自ら運ぶ「資源持ち込み方式」を採用し、
ほとんどの世帯でコンポスト(生ゴミをたい肥に変えてくれる道具)を導入し
自主的に活動するために地域通貨(エコポイント制度)を活用することで
ゼロウェスト運動に取り組んでいます。
13品目45分別で、リサイクル率81%を達成した成果は、少しづつ町民の理解を得ながら
悩みながら到達した通過点です。
ゴミを有効利用し、再活用し、資源は換金し、年間250〜300万円の町の財源として
上勝町のごみ処理費用に充てているそうです。小さな町の大きなチャレンジに
いま、多くの自治体が注目をしています。
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