先日、表題にもある通り倉敷市において「SDGs関連のシンポジウム」が開催されたので
行ってきました。パネラーの皆さんのお話に共感し、あっという間の時間でした。
そんなプログラムの中で、ひときわ注目したのが岡山県笠岡市にある小さな離島
飛島で『一般社団法人飛島学園 』を開校し、その代表理事をされている「堂野博之氏」
と仰る方のお話でした。
堂野さんは、離島での環境を活かした様々な体験学習の場を作る活動をされているのですが
この飛島は過疎化が激しく、高齢化率80%後半、居住人口30名弱という限界集落です。
もちろん、そのような状況なのですから、多くの課題があったそうですが
表層的な観光客目当ての取り組みではなく、島の人々と若い人たちの接点を自然な形で
実現させ、不登校の若者や様々な人がつながる場への取り組みを続けてこられた方です。
「育海(はぐくみ)プロジェクト」と題した挑戦は、地域に若者が関わる環境を創る教育
によって、結果的に「持続可能な地域振興」を創出しようと行動を起こされた点が
本当に素晴らしく、感銘を受けたのでした。
若者たちは自主的に行動し「飛島ガーディアンプロジェクト」を立ち上げて
現在も精力的に活動中です。このような地域で次世代の若者を育む新しい教育システム
に大きな希望と未来へのワクワクを感じずにはいられません。
堂野さんが書かれた詩画集「あかね色の空を見たよ」は 2000年11月に映画化され
国内ミニシアターでの上映がなされた作品だとか、いつか中四国エリアでも、もう一度
上映会を開催できればいいなと考えています。
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