面積の約95%が山林で構成されている小さな村は「奇跡の村」と呼ばれています。
人口は約1500人前後ですが、この小さな村が地域再生の成功モデルとして
全国から注目をされている秘密に触れたい…という目的で、鳥取県境に近い岡山県の
「西粟倉村」にお邪魔してきました。
平成の大合併と呼ばれた「政府主導の市町村合併」の中で、隣の東粟倉村は
合併の道を選びましたが
『自分たちの未来は自分たちで決めよう…』という決意で、村は独自の道を選びました。
そして「百年の森構想」が動き始めました。
「うちは木しかないから…」
「山を資源にできないだろうか…」
「木を産業の柱にしよう!」
「事業に賛同する人を集めよう」
「村の応援団を募ろう」
すると、それに呼応するように…村に興味を持ち、やがて多くの若者や熱意のある方々が
起業や移住してくるようになり、「ローカルベンチャー」と呼ばれるようになります。
いまやその数は200人を超えると聞きました。
村外からの移住促進、起業支援など役場の人たちも努力を続け、百年の森を支えるための「共有の森ファンド」も始まりました。「森の学校」も出来ました。
やがて小さな波紋は広がりを見せ、
村は新しいブランディング価値を高め、成果に繋がりはじめることとなります。
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