(Human Insight Transforming Lab)
持続可能な世界のために、わたしたちができること……
Decade of Action(行動の10年)
2030年までにSDGsを達成するには、取り組みのスピードを速め、
規模を拡大しなければなりません。「行動の10年」がスタートしました。
持続可能な開発を達成するためには、「経済成長、社会的包摂、環境保護」という
3つの主要素を調和させることが不可欠 です。人々と地球にとって包摂的、持続可能
かつ強靭な未来に向けた取り組みを必要としています。
持続可能な開発目標(SDGs)の諸目標とターゲットはいずれも、
人間、豊かさ、地球、平和、パートナーシップという5つのPであらわすことができます。
人間(People)
あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下で
その潜在能力を発揮できるようにする(目標1、2、3、4、5および6)
豊かさ(Prosperity)
すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する
(目標7、8、9、10および11)
地球 (Planet)
持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、
現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする(目標12、13、14および15)
平和 (Peace)
恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なくして持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして
平和は実現しないため(目標16)
パートナーシップ(Partnership)
グローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、
すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に
必要な手段を動員する(目標17)
解決のヒントは?
インターリンケージ(相互連携と同時性)
この世界のすべては繋がり、相互に影響を与えています。
それぞれの目標は相互に独立しているものではありません。
すべての目標に相関関係があります。気候変動への対策 も平和の確保も行わずに、
飢餓ゼロを達成することはできません。
すべての人に教育を提供しなければ、ジェンダーの平等は実現しません。
生物多様性と気候変動と経済活動は、すべて関係性(連環)しています。
だれひとり、取り残されない世界・置き去りにされない社会
この世界に存在するすべての人々に関係する問題であり、課題でもあります。
貧困に終止符を打つには、経済成長を促し、教育、健康、雇用機会を含む
幅広い社会的ニーズを充足することが必須です。また、気候変動と環境保護に
逃げずに正面から取り組む必要性があります。私たちに残された時間は僅かです。