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徳島県・上勝町の魅力(2)

更新日:2020年11月21日

1960年以降、高度経済成長期における公害の問題や産業廃棄物の増加は、都市部のみ

ならず地方の自治体にも、その影響の影を落とし始めました。


上勝町もまた同じく、人口減少化の中でゴミ処理や廃棄処分の負担がのしかかり

1980年以降になっても「野焼き」という手段に頼り、ごみ処理を続ける毎日であったそうです。やがて税収の落ち込みに伴い、ゴミ収集車が来ない町となりました。

ますます町のゴミ問題は大きな課題となったそうです。


55以上の集落が点在するなかでのごみ収集は大きな負担です。

環境保全に舵を切った日本政府は、次々とゴミ処理に関する規制や法案を成立させました。

ダイオキシンの規制や焼却炉の問題が、町のごみ処理を益々困難にします。


そんな1990年代、上勝町は決断をします。

1995年、上勝町はコンポスト(家庭用生ごみ処理機)の導入を町民に提案します。

補助金を出して、各家庭でゴミ処理を行うことにしたのです。現在では90%以上の世帯で

普及しているそうです。

1997年には、公営の「野焼き場」をゴミ分別場に生まれ変わらせ、新たな「ごみステーション」を建設し、現在では新たに建て替え、モダンでお洒落な廃材を利用したホテルを併設し

町のシンボルへと進化しました。


そして、ここで「ごみゼロ宣言の町」13品目45分別・リサイクル率81%の上勝町が国内外に注目を集めることになったのです。



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